株式会社水龍堂は、横浜市港湾局が実施した「水中ドローンによる護岸点検の実証実験」に、クモノスコーポレーション株式会社とともに協力企業として参加しました。
本実証実験は、横浜市の「港湾インフラDX戦略」に基づく取組の一環として、老朽化が進む港湾インフラを安全かつ持続的に維持管理するため、水中ドローンを活用した護岸の点検・診断評価の可能性を検証するものです。
実証では、南本牧ふ頭の二重鋼管矢板式護岸および新本牧ふ頭のケーソン式護岸を対象に、水中ドローンによる護岸表面の撮影、ならびに波浪・濁りなどの実環境下における操作性・作業性の確認が行われました。当社は、2026年5月29日に実施された実証に参加しています。
また、本実証では、水中で取得した画像データを用いたフォトグラメトリ技術の活用も検討されました。フォトグラメトリとは、複数の写真から対象物の三次元形状を復元する技術です。水中構造物の点検に応用することで、従来の目視映像だけでは把握しづらい構造物表面の形状、損傷箇所の位置関係、広範囲の状態変化などを、三次元データとして記録・評価できる可能性があります。
水中環境では、濁り、光量不足、浮遊物、波浪や潮流による機体の動揺など、陸上とは異なる多くの制約があります。そのため、水中ドローンの安定した運用に加え、撮影条件、照明、機体姿勢、対象物との距離、取得画像の品質を総合的に管理することが重要です。当社は、水中ロボットの運用および水中計測の知見を活かし、港湾インフラ点検におけるデータ取得手法の高度化に取り組んでいます。
水龍堂では、今後も水中ロボット、画像計測、フォトグラメトリ等の技術を通じて、港湾・河川・ダム等の社会インフラ維持管理の高度化、安全性向上、省人化に貢献してまいります。
横浜市記者発表資料:
「水中ドローンによる護岸点検の実証実験を実施しました!」
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kowan/2026/0630suichudoro-n.files/0005_20260623.pdf