よくあるお問い合わせを以下にまとめました。
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ROVとはどういう意味ですか?

Remotely Operated Vehicle(遠隔操作型無人潜水機)の略称で、オペレータが陸上もしくは船上でリアルタイムにオペレーションをする水中ロボットを指します。
ROVとオペレータの使用するコントローラがケーブルで繋がっており、オペレータの指示で潜航させリアルタイムに映像を撮影したり、その他取り付けたセンサのデータを提供したりすることが可能です。
動力はケーブルを介して給電するモデルと、バッテリーを内蔵しているモデルがあります。
また、上記の日本語名称は製造元のメーカや研究機関などにより異なりますが、ROV(アールオーブイ)と呼称するのが一般的です。
近年ではROVを指して水中ドローンと呼ばれることも多くなってきました。

水中ドローンとはどう違うのですか?

明確な違いは設けられていません。
海洋調査の世界では以前から「ROV」という呼称で知られておりました。ただ、近年ROVメーカも異業種から参入することも多く、特に空のドローンの業界からの流入が顕著です。
また、「ROV」より「水中ドローン」のほうが一般的には理解しやすいことから、メディアからの後押しもあり「水中ドローン」の名前が広まったと思われます。
ちなみに、以前はメディアでも「水中ロボットカメラ」「水中カメラ」「水中ロボット」など色々な呼ばれ方をされていました。
これはメーカや研究機関などにより名称が統一されていなかったからではないかと言われています。

ROVはどこで使われているのですか?

海や湖沼、ダムや農業用水、上下水道など様々なところで活用されています。
ただ、ドローンと異なり水中にもぐってしまうため、なかなか一般的には目に触れないのではないかと思います。
インフラの点検や学術研究など多くの分野で一般的な調査機材として活躍しています。

最近よく目にするようになりましたが、なぜこれほど増えているのですか?

日本特有の事柄が関係しています。
日本は世界に先駆けた「課題先進国」です。少子高齢化、インフラの老朽化など、ほかの国ではこれから起こるであろう課題に日本はすでに直面しています。
例えばインフラの老朽化では高度経済成長期に建造された設備(ダム、橋脚、港など)が60年近く経過しており、点検や補修が求められております。
ただ、同時に高齢化が進み、点検の担い手も減少しているのが現状です。
これを賄うため、ROVのような高度なロボットを用いて現場を少人数で運営することが求められております。

また、一方で水菅橋の崩落や水道管の破裂、頭首工周辺の漏水問題など水中インフラの課題が最近露見し、メディアでも多く取り上げられているのも要因かと思われます。

購入したあとはどう運用すればいいですか?

当社では一般社団法人日本ROV協会(日本ROV協会 |日本ROV協会 (j-rov.org))の認定講習を実施しております。
ROVに関連した法令や使用する水中の環境、ROVの運用方法にいたるまで実施しており、合格するまでに現場で運用可能な水準まで育成します。
当社取扱い以外のROVでも実施しておりますのでご遠慮なくお問い合わせください。

講習後もサポートしてくれますか?

もちろんサポート差し上げております。
当社では業務提案のためにコンサルとして発注者様への営業同行や、現場での運用サポートも実施しております。
また、万が一の際も当社で修理・評価を行っておりますのでご安心ください。
購入や講習前の方にもセミナー・勉強会などのサポートを実施しておりますのでご遠慮なくお声掛け下さい。